2012年11月27日火曜日

にわとりさばき体験@しらとり農場



先日の週末は岩木遠足スタッフで、雪が降る岩木山麓のしらとり農場さんで鶏のさばくお手伝い。

約100羽分、鶏を追い捕まえ、鶏を〆、鶏をさばき各部位に分けていきました。最初はおっかなびっくりだったのが、作業するにつれだんだんと慣れていきます。作業する指先が、さっきまで生きていた体温により、あたたかく感じるのが不思議な感覚に思えました。

白取さんからお裾分けもいただき、各スタッフでおいしくいただきました。貴重な体験をさせてもらい、しらとり農場さんありがとうございました!



 



2012年11月7日水曜日

来年の開催に向けて!



昨日は月に一度の岩木遠足の実行委員会ミーティング。

来年の岩木遠足開催に向けて、内容・予算を検討したり、チームづくりをどうしようか、スタッフ間の協力体制をどうつくっていくか、どんなスケジュールで動くかなどスタッフで話し合い、意見共有しました。

これから、こうしてスタッフのいつもの動きを、岩木遠足を楽しみにしてくれるみなさんにお伝えしていきますので、よろしくお願いします!

あと、11月末もしくは12月頭に、岩木遠足スタッフによるちいさな蚤の市を開く予定です。決まり次第お知らせしますー!

2012年10月23日火曜日

スタッフミーティング

先週に岩木遠足のスタッフミーティングを行い、改めて今年の岩木遠足の開催日や告知の仕方、内容について見なおしたり、参加者のみなさんや応援してくれるみなさんと、これからまた、どんな風に岩木遠足を楽しでいけるかについて話し合いました!

2012年9月21日金曜日

岩木遠足の日に


今年の岩木遠足は、すでにお伝えしたとおり、残念ながら開催を見送ることになりました。関係者、出演者の皆様、そして何より参加者の皆様、本当にご迷惑をおかけしました。あたらめて、お詫び申し上げます。すみませんでした。



岩木遠足の開催の予定日であった9月15日に、今回の出来事に対する検証や反省、そしてこれからどうするのかをスタッフみんなで集まり、話し合う場を持とうということになりました。

それから、今年予定していたコースのうちのひとつである縄文コースをスタッフだけで行ってみようという話にもなりました。これは、昼食などの食材をすでに仕入れてしまっていたという具体的な理由もありましたが、実は多くのスタッフは今まで実際に遠足を経験していないので、この際、行ってみようということになったのです。

岩木遠足は非営利事業としてボランティアによって構成される実行委員会が主催しています。開催日までに打ち合せや下見、準備したりで部分的に遠足を経験してはいますが、当日はみんなそれぞれの持ち場で仕事をしなければいけないので、遠足のプログラムを実際に経験することはできません。ですから、皮肉にも、岩木遠足が中止になってはじめてスタッフが岩木遠足を経験する機会となったのです。

遠足の予定どおり、弘前駅に午前9時に集合し、(バスはキャンセルしたので)車に分乗して、青森県立美術館へ向い、マタギの工藤光治さんの話を伺いました。縄文時代から引継いだかのようなマタギの考え方や生活方法など、もっと聞きたい話ばかりでした。昼食は、サシーノのスパイスポークカレー、もちろんとてもおいしかったです。その後、小牧野遺跡へ移動し、考古学者の児玉大成さんより、遺跡について、縄文人のコミュニケーションについて、ヘーゼルナッツの食べ方、丸い棒をクルクル回すだけの火おこしなど、具体的な体験も交えた内容でした。



コースの予定を終えて、弘前へともどる車の中で思いました。岩木遠足、楽しいな。みんなで共通の興味を持って何かを一緒に体験するって素晴らしいな。こう言うと不謹慎かもしれないけど、もしかするとこのタイミングで中止なって良かったのかもしれない。過去三回開催して、いろいろな問題がありつつもみんなで乗り越えやってきた四年目で、はじめてスタートにいるような、遠足ってなんなのかなっていう問いかけに少し答えを見つけられたような、そんな気持ちになりました。

実行委員会では、原因の検証や、中止の後処理について話し合いました。スタッフみんなの思いを交換しました。そして、出演者や参加者の皆さんから、迷惑をかけたにもかかわらず頂いた、励ましや温かい言葉、具体的な改善のためのアイデアなどを読みました。そして、改めて思いました。

岩木遠足は、僕たち実行委員会のメンバーだけでつくっているのではなく、出演者や参加者の皆さんと一緒になって作ってきたんだということを。企画していく段階で、参加者のみなさんに楽しんでもらいたいという思いから、どうしても主催者とお客様という興行的な立場関係にとらわれがちになります。でも、岩木遠足は営利目的の事業としてではなく、そもそも、やりたい人が集まって始まる、みんなが気持ちよく、楽しいから参加している出来事です。そして、この「みんな」は僕たちだけでなく、全ての関係者、出演者、参加者を含む「みんな」だったということをはっきりと感じることになりました。

岩木遠足の日に行われた、もう一つの遠足での気持ちをふまえ、来年、これからの岩木遠足について、もう少しよく話し合いたいと思っています。今回の実行委員会で話した内容は、後ほどまとめたものを公開させていただき、岩木遠足に参加してくださっていた「みんな」と共有しておきたいと思います。

中止となった岩木遠足の日のことをご報告するとともに、あらためてお礼を言わせていただきたいと思い書きました。
岩木遠足を一緒に作ってくださり、ありがとうございます。

豊嶋秀樹(岩木遠足ディレクター)





2012年9月5日水曜日

岩木遠足2012開催に関する重要なお知らせ

今年も素晴らしい皆様と岩木遠足をご一緒していただけるとスタッフ一同喜んでおりました。意気込みとともに、先月、チケットの発売を開始いたしましたが開催10日前である昨日の時点で全体の半分にもいたっておりませんでした。非営利事業として開催しているので、予算上も利益にあたる余白がなく、残席分はそのまま不足予算となってしまいます。

このままの状態で遠足を開催することができるのか、カタチを変えて開催することはできないのかなど協議するために昨日臨時の実行委員会を開きました。

結論としては、非常に苦しく残念であり、参加者、関係者の皆様には大変なご迷惑をおかけすることを承知の上で、本年度の岩木遠足の開催を見送らせていただくという結論にいたりました。厳しい選択でした。本当に申し訳ありません。

みんなが本当に大切にし、楽しみにしていた岩木遠足ですが、イベントを開催することの厳しさや責任を重く感じています。

事実上中止となった岩木遠足ですが、実行委員会のメンバーは「1年間の延期」と捉えて前へ進もうと話し合いました。反省するべきこと、検証すべきことはたくさんあると思います。そして、また岩木遠足を開催できる日をみんなで迎えたいと思っています。参加者、関係者の皆様には甘えてばかりですが、今後も岩木遠足とお付き合いくださいますようよろしくお願いいたします。

2012年9月5日
豊嶋秀樹(岩木遠足ディレクター)

2012年9月3日月曜日

白取さんの魅力

岩木遠足スタッフはときどき白取さんの農場にお邪魔しては白取さんの畑のお手伝い(援農というそうです)をさせていただいてます!

よくやるのは草取り。















自然農法は野菜と一緒に雑草もすくすく育ちます。
それでも野菜に風通しを良くし、日光を浴びさせるために雑草取りもします。

その草取りも、根は残したまま根元を鎌で刈ってその場に敷いておくんです。
そうすると、その敷いた雑草は朽ちていきますが、
土を耕してくれる虫たちの家になって
あたたかな良い土になるんだそうです。

恥ずかしながら、雑草なんて見えない畑が当たり前と思っていた私は衝撃でした。

自然農法という名前ながらも、
手間もかけて、ちゃんと農業の科学に基づいているんだなあ〜と感動です。

自然農法とは、耕さず、除草せず、肥料を与えず、農薬を使用せず、などの特徴がありますが、
白取さんは基本は自然農ですが、収農するまでの色々な農家での体験からいいところを持ってきて自分の思う通りの農業をしています。
そんな柔軟な考え方に岩木遠足スタッフたちも
「農業だけじゃなくてもそうゆう考え方って大事だよなあ」と農場の帰りに話し合いました。


そうそう、しらとり農場は実は野菜を作るだけではなく、自給用に牛や鶏も飼っているんですよ。


今回は鶏の餌やりと卵とりを初めてさせていただきました!

















白取さんのにわとりは養鶏場で卵を多く産まなくなった鶏たち育てているんだそうです。

養鶏場では少なくても白取さんの家で食べる分には充分。
ごめんね、と思いながら卵をとりました。
こうして実際に卵を産む現場をみると
「食べる」ということは命をいただいているんだなぁ、と実感します!

牛や鶏の他にも、
湧き水を引いたり、
太陽熱を使うオリジナルの温水器を作っていたり、
家を建てたり
色んなことに挑戦しているんですよ~。
誰かや機械に頼るのが当たり前だと思わず、
やれそうなことはやってしまう、
そんな姿勢も白取さん、しらとり農場の魅力です!





















しらとり農場の可愛いワンちゃんトーベ、農場を案内してくれている様子。


◎生活の時間/あぐりコース
http://iwaki-ensoku.com/life/agriculture/

(あぐりコース・たまだ)

2012年9月1日土曜日

縄文コース紹介

 昨年の岩木遠足
「縄文時代の採集と狩猟は、マタギに繋がっている」
マタギの工藤氏は語っていました。
今回は、その点をテーマにお話してくれる予定です。

そこで私の思いは馳せました。
私達の遠い遠い祖先はどのように生きてきたのかなぁ…?
って。

その情景を、小牧野遺跡を見た時に感じることができました。
そこには縄文人が祖先を祀り、祈り、集った場所があったそうです。
そんな小牧野遺跡で、いろいろな体験ができるのです!
ツリーイング...石斧...クルミ割り...火おこし...楽しみです。



ただ、虫や蛇も居る場所なので、事前の諸注意(服装など)をよく守ってくださいね。
①遭遇しても騒がない
林に勝手に入らない
このことを守ってくださるようにお願いします。
何か聞きたいこと、困ったことがあったら
いつでも私達、随行スタッフにお尋ねくださいね。


            (縄文コーススタッフ 宮嵜)
















小牧野遺跡には環状列石もあります。



小牧野遺跡は森のなかをぬけると見えてきます













くるみはいまはこんな状態です
秋には...




ガイドしてくださる児玉さん、後藤さん
              
             (写真 ならとしお)



2012年8月31日金曜日

バザール情報!!

こんにちは
もう9月、ですが今年の弘前はまだまだ暑いッッ
いつになったら過ごしやすくなるのやら...。

さて本日より数回に分けて、遠足のバザール情報をご案内します。



さぁ、記念すべき第一回目は漆作家の三上さんによる津軽塗と漆塗作品。

まだまだ製作途中ですが、ちょこっとだけお見せしちゃいます。

チラッ


















チラチラッ

















製作風景もチラッ
























完成したアイテムはまたブログにてご紹介します。

さて、ここで作者である三上さん情報を少々。

元々は東京で働いていた三上さん。
故郷弘前に戻り、すぐに津軽塗の道へ進みました。

最初は津軽塗も工芸もまったく分からなかったそうです。
が、今では漆の魅力にすっかり魅せられ、「漆を色んな人に知ってもらいたい 」「作品を通して津軽塗、漆の可能性を広げたい 」
と取材の際も熱く語っていただきました。






















素敵な笑顔ッ!!!


そしてこちらも熱く語っていただきました。笑
ジャジャーン ぐい呑コレクション























写真の3倍コレクションあるとか・・・

会場で三上さんを見かけたら、是非お話してみて下さいねー。

(バザールスタッフ さとー)

2012年8月23日木曜日

あぐりコース


こんにちは。
あぐりコースです。

あぐりコースは今年の新コースのひとつ!
ということで、今年は岩木山麓の「しらとり農場」を訪問します。
















「アグリ」は「アグリカルチャー」、農業や農学という意味ですね。


農業に興味のある方は、もちろん!!参加して欲しいですが、
「農業?あんまり興味ないなあ」って方にもぜひコースの選択肢に入れて欲しいなあと思うのです!


だって、あぐりといったら思い出すのはNHK連続小説!な私ですが
あぐりコースを担当させていただいているくらいですから…。














はじめての訪問でうかがった白取さんの経歴や収農までの経緯。
白取さんがこれからやりたいこと、考え方。
のびのびと生きる、牛も野菜も人も緑も!

「農業」という言葉だけでは決して括ることのできないものが、そこにはあります。

あぐりコースを体験して感じること、得ることは、
人それぞれまったく違うんじゃないかなあ?

そして、しらとり農場にてみんなでお手伝いもお楽しみに。
(汚れても良い格好できてね!)
岩木遠足スタッフも5月からときどきお手伝いをさせていただいていますがハマる人続出中。








これが一番キツかった!?田んぼの畦塗り。



牛もいるよ。
















先週は草取りのお手伝いしてきました!




そして午後は、小さな動物園で「鳩笛の絵付け体験」
岩木遠足の体験では、ブナコ、こぎん刺し、あけびづる細工、津軽伝統こけし…につづいて
今年初となる「下川原焼の鳩笛」です。

トリコロールカラーで可愛らしくお部屋のインテリアにもはえる鳩笛をぜひお家にお持ち帰りくださいね!
(阿保さんも実は面白い人です。)




あぐりコースでお待ちしております!
明後日8月25日(土)10時30分よりチケット発売開始です!


(あぐりコース たまだひろみ)


2012年8月20日月曜日

今年のおむすびコースについて

岩木遠足まで、あと1ケ月弱となりましたね。

生活の時間の各コースとも、ただ今準備にあちこち奔走しております。

さて、おむすびコースは岩木遠足4年目。生活の時間の中でも一番歴史があるコースとなりました。

しかし、今年のおむすびコースは、4年目だからこそ今まで以上に参加者の方が楽しめるように、スタッフみんなで話し合ってきました。森のイスキアの側にある、イスキア農園にも春から何度か種まきや草刈など作業のお手伝いにも行ってきましたよ。もしかしたら、遠足当日に農園のお野菜が皆さんのお口に入るかも・・・。



今回のコースのテーマは「ゆったり」。どのあたりが「ゆったり」なのかは、また次回更新時にまたお話していきたいです。

今年も、この場所で皆さんとの楽しい時間を過ごせる事が今からとっても待ち遠しいです。


(おむすびスタッフ よこ)

2012年8月9日木曜日

岩木遠足2012 時間割




【1日目 915日(土)】
生活の時間 09:30
あぐりコース[バスガイド:生意気(クリエイティブ・ユニット)]
お話と農作業体験:白取克之(農家)
鳩笛絵付体験:阿保正志(下河原焼職人)

おむすびコース[バスガイド:石田エリ(ecocolo 編集長)]
お話とおむすびづくり:佐藤初女(森のイスキア主宰)

縄文コース[バスガイド:KIKI(モデル)]
お話:工藤光治(マタギ)
縄文体験:児玉大成(考古学者、こまきの自然学校代表)

集いの時間 17:30
―生活の時間コースレポート
―歌と音:テニスコーツ、ダンス:珍しいキノコ舞踊団

【2日目 916日(日)】
学びの時間 10:00
ワークショップ:石田エリ、テニスコーツ(09:30より)、生意気、珍しいキノコ舞踊団(10:30より)、豊嶋秀樹
レクチャー:KIKI

まとめの時間 14:00
トークセッション:石田エリ、KIKI、豊嶋秀樹、生意気、珍しいキノコ舞踊団

岩木遠足が楽しい理由/岩木遠足ディレクター・豊嶋秀樹


岩木遠足が楽しい理由

岩木遠足が楽しい。遠足当日、いろいろな所に行ったり、話を聞いたり、人に会ったり、新しい経験をすることが楽しい。でも、実はもっと楽しい岩木遠足がある。岩木遠足を作る楽しみだ。誰からもやれと言われていないのに、なんとなくやりたいからと仲間が集って始まる。去年のことを思いだして、今年はこうしようとか、もっとああしたいとか。いろんな考えや気持ちを交換して岩木遠足は一年かけて熟成される。そうやって、当日を迎え、みなさんをお迎えし楽しそうにしてくれている顔を見て、ほっとする。涙する人もちらほら。鉄は熱いうちに打て、ということですぐさま反省会だ。そうやって岩木遠足の一年が過ぎていく。

岩木遠足は人と生活を巡る遠足と謳っている。岩木遠足を作ることで日常的に遠足に出かけているような、毎日の生活が遠足になっていくような、そんな日々の岩木遠足が楽しい。

さて、今年の岩木遠足はどうでしょう。おなじみのコースもあれば、新しいコースもあります。「音楽の時間」は「集いの時間」となりました。お客さん、出演者、スタッフ、よりみんなで一体感を!という気持ちから名前と構成を変えました。みんなで楽しい時間を過ごしましょう。

バスに乗って、みんなで一年に一度、人と生活を巡る遠足に行きましょう。
暑かったり、酸っぱかったり、眠かったり、嬉しかったり、そんな遠足に行きましょう。

岩木遠足ディレクター豊嶋秀樹 (gm projects)